エイジング世代なら知っておきたい!クマと肝臓の濃密な関係性

肝機能のダメージがクマとなって表れる?

顔にクマができるとメイクでカバーをするなど表面的に改善することを考えますが、原因のひとつに肝機能のダメージが影響していることも考えられます。多くの毛細血管が集まっているため疲れや老化などの影響により血流が悪くなり、目元の薄い肌の部分にクマとなってあらわれることがあります。

肝臓は体の新陳代謝の要ともいえる臓器で、肝臓がダメージを受けると全身の血流が悪くなって知らず知らずのうちに疲れやすい体を招いてしまいます。そして血液中の酸素が不足すると血液が黒褐色になり、それが透けて見えクマとしてあらわれてしまうのです。さらに血液中の老廃物を上手く排出できない場合もクマがあわれてしまいます。

また肝機能の働きが弱くなったり肝臓がダメージを受けていると血液の浄化が遅れることがあり、皮膚の薄い目の下は黒ずんでみえてしまいます。さらに顔色も映えず表情全体が暗くみえ、周囲には疲れ顔として映ってしまうので注意が必要です。

エイジング世代のクマは体の内側からケアせよ!

クマはメイクなどで外側から隠すのではなく、肝機能をケアするなど体の内側から改善する必要があります。特に肝臓はお酒を分解する以外にも体の浄化槽のような役割があり、エイジング世代には欠かせないアンチエイジングには必要な臓器です

肝臓は、毒素や老廃物を浄化し体の外に出し、食事で摂った栄養分を体に回して解毒と代謝の働きをアップして若さをキープする働きが期待できます。肝機能を高めてクマがあらわれにくい体質になるには、東洋医学では肝臓を温めると効果的といわれています。

肝臓を温めるには湯たんぽを利用すると良いです。65〜70度のお湯を入れた湯たんぽをタオルなどに包んで右寄りの肋骨の下辺りの肝臓に当ててじんわりと温めます。クマが消えるツボを刺激するのも効果的です。ツボを刺激することで機能が弱まっている肝臓の働きを助けることが期待できます。手に肝臓のツボがあります。右の手のひらの小指の付け根から親指1本分くらい下に左の親指をあて、その周辺から手のひら中央付近あたりまで幅広く親指でマッサージします。

足裏も右足の小指の付け根から親指1本分くらい下に両手の親指をあて、その周辺を両方の親指の付け根に向かって押し上げるように少し強めに押します。足の肝臓のつぼは奥深くにあるのでマッサージ棒やマッサージポールなどを使っても良いです。

メイクだけに頼ることなく、休息や栄養をしっかりと摂り肝機能を正常にし、さらにマッサージなどを行い体の内側からクマをケアしていきましょう。