目元だけゲッソリ?目の下のくぼみの原因は
目の下のくぼみは、目元のたるみと眼窩脂肪が少なくなること、そして筋肉の衰えが原因で起こります。私たちの目の周りには眼輪筋と呼ばれる靱帯があり、これが眼球や筋肉を支えています。しかし、この眼輪筋が加齢などによって衰えると、眼球をこれまで通りの位置で支えることが難しくなり下がるようになります。そうすると、目の周りに存在する脂肪、眼窩脂肪が押し出されて目の下にくぼみができるようになります。また、この眼窩脂肪自体が減少してもくぼみの原因となります。
眼窩脂肪は眼球を保護する役割を担っていますが、年齢を重ねると共に少しずつ減少していきます。そうして眼窩脂肪が少なくなると、目元のハリやボリュームが失われ、くぼみができてしまいます。そして、目の周囲の筋肉の衰えもくぼみができる原因です。パソコンや携帯の画面を見続けるなど一点を凝視することでまばたきの回数が減り、筋肉の動きも固定されて凝り固まります。
この状態が続くと筋肉が衰えて皮膚や脂肪が垂れ下がり、くぼみとなってしまいます。目元は他の部位と比べると皮膚が薄い部分です。そのため顔の中でもエイジングサインが現れやすく、皮膚の状態や脂肪の細やかな変化でも大きな見た目の変化として現れやすくなります。
憧れは目元ふっくら!目の下のくぼみを解消するには
目の下のくぼみは、原因に合わせたセルフケアを行うことで対策や改善が行えます。まず有効な方法として挙げられるのが、眼輪筋を鍛える方法です。舌を歯で軽く抑えるようにして噛み、左右の目でウインクを繰り返し行いましょう。左右順番に30回ずつ行うのが目安です。慣れてきた場合は、これ以上の回数を行っても問題ありません。まぶたが疲れたと感じるまで続けて行いましょう。
眼輪筋は日常的に使用しない限り、加齢と共に衰えて下がっていきます。そのため意識して鍛えることで、目の下のくぼみの予防や解消が期待できます。次に、アイクリームの使用も効果的です。目元の乾燥や紫外線によるダメージは肌にあるコラーゲンやエラスチンを減少させ、ハリを失わせることに繋がります。そのため、専用のケア成分が含まれたアイクリームを使用することで、目の下のくぼみを改善することができます。
コラーゲンやヒアルロン酸、セラミド、ペプチドなどの成分は肌に潤いを与えたり、ハリを復活させるための成分として有名です。これらが配合されたアイクリームを選ぶと良いでしょう。以上はセルフケアによる改善方法ですが、クリニックで受けられるヒアルロン酸注射などでもくぼみを解消することができます。永続性はありませんが、即効性があるためすぐに治したいと思う人には有効です。