女性特有の薄毛 びまん性脱毛症とは
びまん性脱毛症とは、男性のように部分的な抜け毛を発症するのではなく髪の毛全体がどんどん薄くなっていく症状のことを意味します。最初は、ボリュームが徐々になくなっていくため気づきにくい症状であり、気づいたときには全体的な髪の毛の薄毛になっていることも珍しくありません。
びまん性脱毛症の原因として考えられていることは、加齢によるホルモンバランスの変化や、日常生活のストレスや疲れです。この中でも特に注意をしなくてはならないのが、加齢によるホルモンバランスの変化です。女性は更年期になると女性ホルモンの分泌量が急激に下がって、体内のホルモンバランスが崩れていきます。女性ホルモンの分泌量が減っていくと、髪の毛の質を保つための身体状況が大きく変化してしまい、逆に脱毛をしやすい身体に変わっていきます。
実際に、男性ホルモン優位になると男性ホルモンが発毛を阻害する物質を作ってしまい、これが頭皮に悪影響を与えて薄毛の原因に繋がります。ですから、薄毛が進行した段階で予防と対策を考えていく必要があります。
早めに改善！びまん性脱毛症の対策とは
びまん性脱毛症の対策は、食事による方法と育毛剤による方法、それに専門的なクリニックによる方法の三つがあります。大切なのは、どの方法を利用したとしても根本的な対策に大きな違いはないという点です。びまん性脱毛症は、今まで良好な身体バランスが崩れて脱毛しやすい身体になってしまうことが何よりの問題点です。
そのため、この点を改善することで脱毛症を防ぐことができます。具体的には、必須アミノ酸など、育毛や発毛に必要な栄養分を摂取することです。基本的に、髪の毛の成長に必要な栄養分に関しては男性も女性も関係ありません。必須アミノ酸は髪の毛の成長にとって大切な役割を果たし、タンパク質の役割をより活性化させてくれるものであり、発毛を促す毛母細胞という細胞を刺激する役割もあります。
女性の場合は、全体的な薄毛になるとは言っても男性ほど深刻な脱毛症になるわけではありません。男性の場合は、同じような脱毛症になると専門的な治療をしないとどうにもならないケースがありますが、女性の場合はそこまで深刻にならないケースが大半なので誤解をしないようにしておくことです。対策が早ければ、脱毛症を抑えることは男性ほど難しくありません。
