女性の薄毛に影響する男性ホルモンとは?
女性の薄毛は男性ホルモンの一種であるテストステロンが影響していると言われています。男性ホルモンと聞くと男性にしかないものだと考えている人もいるでしょう。しかし、女性にも男性ホルモンは存在しており、薄毛の原因になってしまうと言われています。なぜ薄毛の原因になってしまうのかということですが、毛乳頭にある酵素がテストステロンと結びつくことにより、DHTという物質に変化してしまうためです。
このDHTという物質には毛根の機能を衰えさせる働きや髪の毛の成長を阻害するなどの働きがあります。それによって女性の薄毛が発生しやすくなるのです。しかし、女性ホルモンの一種であるエストロゲンがきちんと分泌されている場合、DHTはあまり作られないということです。エストロゲンは加齢などが原因で減少してしまいますし、年齢を重ねるとDHTの働きが優位になってしまうので薄毛が目立つようになってしまいます。
ちなみに、女性の場合は薄毛になっても完全に髪の毛が抜け落ちてしまうことは少ないとされています。髪の毛一本一本が細くなることにより、全体的に薄くなっていくでしょう。少しずつ薄くなるので最初は気付きにくいですが、分け目や生え際が薄くなってきた場合やボリュームが無くなってきた場合などは注意が必要です。
薄毛対策には男性ホルモンを抑えることがポイント
薄毛対策にはさまざまな方法がありますが、男性ホルモンを抑えることが重要なポイントです。男性ホルモンを抑えたいという場合、まずはバランスの取れた食生活を心がけましょう。栄養バランスに気を遣うことは健康にも良いですし、髪の毛にも良いとされています。
髪の毛に良い栄養素としては大豆イソフラボンや亜鉛などがあります。大豆イソフラボンは豆腐や納豆、味噌などの大豆製品に多く含まれており、亜鉛は牡蠣やレバー、いわしなどに多く含まれています。有酸素運動もおすすめの薄毛対策です。筋肉をあまり使わないようにすることがポイントであり、1日20分以上続けることで血行が良くなりますし、体脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。普段あまり体を動かさないという人もいるかもしれません。しかし、ウォーキングや軽いジョギング程度でも効果がありますし、無理せず自身のペースに合わせて行っていくと良いでしょう。
頭皮の血行不良も薄毛の原因になってしまうため、マッサージによって血行を良くすることがポイントです。頭皮は筋肉がないので血行が悪くなりやすいですし、加齢とともにさらに血行が悪くなってしまいます。血行が悪いと新陳代謝が低下し、髪の毛の成長が阻害されてしまうので注意しましょう。