私たちを脅威にさらすお肌の糖化って？
お肌の透明感が無くなったという方は、年齢を重ねるほどに多くなります。そんな透明感のなさや老化の原因とされるのが、「糖化」です。糖化は、加齢や酸化とともに肌の老化原因の三大要素とも言われています。これが、肌のハリや弾力を生み出すために必要なコラーゲンや角質のケラチンで起こることにより、肌を黄色や茶褐色に変えてしまうのです。そのため、肌がくすみ老けた印象を与えてしまいます。
この現象が起こるのは、体内の余った糖が原因です。糖を過剰に摂取することで、体内に余った糖がエネルギーとして燃焼されないまま体温によりタンパク質と結びつきます。その結びついた物質が、AGEs（エイジズ）という物質に変化することで私たちの体に悪影響を及ぼすのです。心筋梗塞や動脈硬化の他、骨粗しょう症やアルツハイマーなどを引き起こす原因となります。その中には、肌の老化も含まれています。
そのため、肌のくすみだけでなくシワやたるみなど肌トラブルすべてに影響を及ぼすのが、糖化の恐ろしさです。この現象は、肌の奥底にある真皮だけで起こるものではなく、肌のくすみや肌の乾燥を加速させます。
今すぐSTOP！お肌の糖化を防ぐ対策とは
糖化対策として大切なのは、食生活の改善です。出来るだけ野菜中心の食生活に変更しましょう。また、食べる順序も野菜などの食物繊維が多い素材から摂ることで血糖値の上昇を抑えることが可能です。血糖値を抑えることにより、糖化の原因となる糖分の摂取をひかえることができます。
また、朝食の時間帯は他の食事に比べカロリーの吸収が低いので、血糖値の上昇も緩やかです。朝食をしっかり摂って、他の時間帯の摂取量を抑えるだけでも効果を得られます。食事に気をつけることも大切ですが、その後には必ず適度な運動をしてエネルギー代謝を良くしておきましょう。ジムやエクササイズなどに行く時間がないという方でも、日常の行動をこまめにおこなうだけで結構なエネルギー消費につながります。
外出先では、エレベータやエスカレーターを使わずに、階段で上り下りするよう心がけるだけでもかなり効果が期待できます。理想的な運動量は、食後20～30分程度行うウォーキングです。時間がある時には、糖化対策のためにもぜひ実践してみましょう。
