一晩中うとうと状態!熟眠障害と原因は
熟眠障害とは、一晩中うとうとしている状態が続くことで、人によっては意識がなくなるため十分に睡眠を取れていると思い、眠れていないという自覚がなく前日の疲れがとれていないことを指します。熟眠障害を患ってしまうと、朝起きるのがだるくなってしまい、寝不足と同じ状態となるため集中力が著しく低下し、仕事などに支障をきたすことにつながります。
一晩中うとうと状態が続いたり、意識ななくとも寝た気がしないというこの症状は、精神的な負担が日常生活のなかで徐々に蓄積されていっているのが原因のひとつとして挙げられています。こういった場合は、悪夢、特に現在その個人で問題となっている悪夢がうとうとした状態のなかでふと意識がなくなったときに夢としてでてくるケースが多く、睡眠が妨げられてしまうというケースが多くあります。
このように悪い夢を続けて毎日見るようになっていたり、うとうと状態が長期間続いていたり、さらに起きているときに慢性的な頭痛が発生している場合は、熟眠障害となっている可能性が高いとされています。また、精神的な負担の蓄積のほかに、メラトニンの不足も原因のひとつとしてあります。昼夜逆転の生活を送っている人にこの障害が起きるケースが多いのもメラトニンの不足からきているためとされています。
熟睡したい!熟眠障害の対策とは
精神的な負担や体内時計をつかさどるメラトニンという物質の不足によるところからくる熟眠障害は、放っておいても治る可能性は低く、さらに悪化してしまい慢性的な睡眠不足に陥ることにつながる厄介な症状です。そのような熟眠障害への対策としては、この症状に悩み始めた頃と慢性化した段階とふたつに分けることができます。
まだ初期段階とされる症状に悩みはじめたばかりのころは、睡眠作用を促すサプリメントの服用で改善する可能性が大きく高まります。本来の睡眠時間の質とバランスを整えるためにも、初期段階ではサプリメントの服用が重要とされています。次に慢性化しはじめたときの対策としては、一度病院へ行き医師と相談することが最善とされています。慢性化のなかにもいくつか個人が感じる不快感によって通うべき科が異なります。
たとえばストレス性であれば精神科に通うことになり、その他の原因で熟眠障害が起きている場合は内科の先生と相談することになります。また、どちらの段階でも有効とされているのが、日常的に取り入れる軽い運動です。ウォーキングなどで有酸素運動を行い、適度に身体を疲れさせストレスの解消につなげると、症状の緩和や改善につながります。