加齢で肌構造が激変する?
肌を支えている土台となっているのは表皮層や真皮層です。皮膚に弾力を与えて水分を保持する働きをしてくれます。しかし加齢によって真皮の潤いが減少し、弾力性が低下することでしわやたるみが発生することになります。また紫外線も真皮層のコラーゲンを減少させ、弾力を失わせる働きがあり、光老化と呼ばれています。
肌のハリと弾力は筋肉にも関係していますから、筋肉の衰えも目立つようになります。角質の潤いを保つ天然の保湿成分である皮脂の分泌がうまく行われなくなることも加齢によるもので肌が乾燥しがちになり、ダメージを受けやすくなります。真皮層のエラスチンやヒアルロン酸などの量も加齢とともに減少し、ターンオーバーがうまく機能しない状態が続いてしまいます。
肌のハリや弾力が衰えてしまったせいで、重力に逆らえなくなり、しわ、たるみ、シミなどのトラブルが生じるようになるのです。紫外線のほかにもストレス、喫煙、食事習慣、大気汚染など毎日の刺激が肌に積み重なり、細胞を酸化させていきます。活性酸素は脂質と結びついて細胞にダメージを与えて老化を早めてしまうのです。乾燥で弱った肌をさらに刺激することになります。
美容成分エラスチンが40代からの毛穴レスに有効
エラスチンはコラーゲンやヒアルロン酸といった保湿成分を肌に保持する働きをしてくれます。エラスチンはコラーゲンの交点に絡みつき、束ねるゴムのような働きをしています。肌の弾力、ハリ、クッションの役割を果たしてくれます。エラスチンが不足すると肌のたるみやしわができてしまうことになります。
紫外線や加齢で40代で20代の半分にまで減少するといわれていますから、美容成分として補給することで美肌効果が得られることになります。体内で発生する活性酸素も肌繊維にダメージを与え、真皮層で発生した活性酸素はエラスチンやコラーゲンの繊維を切れやすくしたり、絡まらせたりすることでダメージを与えます。食べ物で摂取しても体内でうまく変換されるとは限らないため、サプリで摂取するのが望ましいといわれています。
水分と弾力を保持できるような健康な肌になれればたるみ毛穴の解消につながります。塗るだけ簡単な美容液も併せて活用し、マイナス10歳肌を目指しましょう。美容クリニックではきゅっと引き締まった毛穴にするためのレーザーやピーリング治療も実施されています。