エイジング世代が直面する髪質変化の原因とは？
年齢を気にして若返りたいと臨むエイジング世代の課題は肌だけでなく髪にもあります。髪のどこが変化していくのかというとその髪質です。若い頃はツヤがありまっすぐだった髪が、年令を重ねていくにつれてくせ毛が多くなり細くなってくるのです。その原因はどこにあるのかというと、頭皮の状態にあります。
髪の毛が生えてくる毛穴が年令を重ねていくにつれて形が歪んでいくと、出てくる髪の毛の断面は円ではなく歪んだ形になってきます。そうなると髪の毛は真っ直ぐに伸びずに、癖がついたようにあちこちに曲がってしまうのです。さらに頭皮は新陳代謝の衰えなどが原因で、肌を守る皮脂と水分が失われていきます。すると髪の毛からも表面を守る皮脂も失われて乾燥してカサついた髪質に変化しやすくなります。
毛穴の形が歪んだり頭皮の皮脂量が少なくなってしまうのは、年齢によるところが大きいのですが、さらに紫外線を大量に浴びたり病気で頭皮に炎症ができたりすることによって髪質は変化していきます。女性の場合には生理や出産などによりホルモンバランスが崩れてしまうので自律神経が乱れて、新陳代謝が悪くなり、頭皮の状態が悪くなることがあります。加えてエイジング世代は更年期世代でもありますから、女性ホルモンが減少する影響は無視できません。
目指せ美髪！ハリとコシを取り戻そう！
エイジング世代の髪質を元のようにツヤ・ハリ・コシのある状態にするためには、よく対策を練らなければいけません。最初ににパサついた髪を短くカットすることもおすすめです。頭皮の状態が悪いのですから髪に届く栄養は限られています。長い髪のままでしたら、全体的に髪質が悪くなってしまいますから短くして効率的に栄養が届くようにしましょう。
次に大事なのは髪の水分を守ることです。髪を洗う時に保湿力のあるシャンプーやトリートメントを使い続ければ、少しずつ髪の状態が改善していきます。保湿力と髪への栄養補給を考えるとヘアパックを使ってみるのも効果的です。ヘアパックは市販されている商品だけでなく自分でも作ることが出来ます。卵を泡立てて髪につけて、成分が浸透するまで20分ほど待ったら洗い流せばよいだけです。月に1度位の頻度でも髪のパサつきは解消されていきます。
他にも食事を見直してみましょう。髪を作るために必要なのはアミノ酸とアミノ酸を助けるビタミンB群です。アミノ酸とビタミンB群は豚肉やマグロそして大豆などに多く含まれています。アミノ酸とビタミンB群は熱に弱いので、食事で摂取したいのであればできるだけ熱を通さない料理法を選びましょう。
