敏感肌はフェイスラインがたるみやすい?

敏感肌がハリを失いやすい理由とは?

刺激に弱く乾燥しやすい敏感肌の人は、化粧品の刺激に弱いだけでなく、外気温や風などの影響を受けやすく、肌が荒れやすいという特徴があります。本来の肌には、自分自身を守るためのバリア機能があり、肌を構成している細胞内部にたっぷりと含まれている水分をキープすることができます。

敏感肌の人は、肌が荒れて細胞が正常に機能しなくなってしまうため、バリア機能が低下し、角質層の表面が炎症や乾燥のためにめくれあがったり、はがれたりして薄くなっていることが多く、ますます水分が足りなくなるため、細胞の働きが衰えてしまう傾向があります。
正常に機能しなくなった細胞は、しぼんではりを失い、水分をキープすることができないため、回復しにくくなります。このため、敏感肌で乾燥しやすい人は、ほうれい線や頬のたるみが若いうちから生じてしまったり、フェイスラインが緩んでしまったりしやすく、年齢よりも老けて見えてしまうのです。

また、刺激に弱い敏感肌の人の肌は、肌の細胞の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが衰えていることも多く、水分不足で正常に機能できない肌細胞の生まれ変わりが遅くなるため、たるみをはじめ、しみやしわ、さらに色素沈着などの悩みが出やすい傾向もあります

敏感肌でもたるみゼロを叶えるスキンケアとは

敏感肌の人は、少しの刺激でも肌が敏感に反応して、炎症やかゆみ、乾燥が生じてしまう場合が多く、スキンケアを遠ざけてしまう人もたくさんいます。敏感肌は水分量が少なく、ハリ不足になっていることが多いので、たるみが出やすく老けて見えてしまいます。水分を補給しキープするケアを行うことで、たるみの解消ができるので、早めにケアを始めることをおすすめします。

敏感肌の人は、乾燥によってもともと敏感な肌が、さらに刺激に弱くなっている場合が多いため、保湿をしっかりと行うことが大切なポイントです。肌への刺激が少なく、優しい付け心地でしみない化粧水を選ぶことはもちろんですが、不足しがちなセラミドを補うことが重要です。セラミドは、角質層の細胞の間を埋める役割がある細胞間脂質の約半分を占める成分です。また脂質なので、皮脂となじみやすい上に、水分とも結びやすい性質があります。

セラミドを補給することで、角質層の水分を長時間キープすることが期待でき、乾燥による刺激への弱さを軽減したり、ハリのあるみずみずしいうるおいをもたらしてくれるので、たるみ解消に役立ちます。乾燥すると、肌は老化しやすくなるので、乾燥やたるみが気になる人は、セラミド入りの化粧品を使って保湿を心掛けることをおすすめします。