ドライアイの身近な原因とは?
眼球が乾燥するドライアイは疲れ目のきっかけともなり、その原因は乾燥と涙の減少にあると言われています。加齢による涙の減少と乾燥した空間での生活により、粘膜である眼球は乾燥してしまうのです。肌ですら乾燥するとカサカサになって、かゆみを感じるようになるでしょう。人によっては白い粉が発生する方もおり、乾燥してよいことはありません。バリア機能を低下させる原因にもなり、悪いことしかありません。
それが粘膜で起これば、さらにダメージを受けることになります。冬場は乾燥しやすい環境にありますが、夏場でもエアコンが効いた室内にいるとドライアイを招きます。ほかにも眼球の動きが少なくなる作業は目を乾燥させやすいと言われており、パソコン作業はその代表的なものです。まばたきには眼球に潤いを与える目的がありますが、パソコン作業をしているとまばたきの回数が少なくなります。
他にも、年齢を重ねるほど目が乾燥しやすくなります。生活習慣に変化がないのにドライアイを急に感じるようになったら、それは加齢による影響だと考えられるでしょう。男女別に見てみると、女性のほうが乾燥を感じるケースが多いようです。乾燥による眼精疲労は、目薬・サプリを使用してもほとんど解消しないのが特徴です。
気になるドライアイの症状とは?
涙の分泌量が減少してしまうドライアイは眼球にダメージを与えてしまう症状です。保湿力が低下することで、紫外線のダメージを受けやすくなるなど、目にとってよいことはありません。ほこりが侵入したときにも痛みを感じやすくなるなど、眼球が敏感になることも多いです。なんとなく眼球がチカチカする、すぐに目が疲れるなどの症状がある方はドライアイを疑ってみましょう。
単なる疲れ目の場合には目薬や目によいサプリなどの使用で解消することが多いですが、乾燥が原因だとほとんど変化しません。コンタクトレンズを使用している方は特に目が乾燥しやすいので注意してください。最近はスマホやパソコンが普及したことで、ドライアイの患者数が増えていると言われています。
スマホやパソコンは生活に欠かせない人も多く、画面を注視することで目が乾燥してしまうわけです。特にパソコンを使用する場合はキーボードを見ながら打っている状態というのは視線の動きが激しくなり、涙による潤滑作用を低下させます。こうした症状を解消するためにも、こまめに休憩して目を休めるなどの工夫が必要でしょう。