生理前は臭ってる?その臭いの原因は月経前症候群かも

生理前に体臭がキツくなるメカニズムとは?

生理前に体臭がキツくなるという場合、月経前症候群が原因になっていることが考えられます。一般的に女性よりも男性の方が体臭が強いとされていますが、これは男性ホルモンのDHTに皮脂を過剰の分泌させる作用があるためです。皮膚にはさまざまな細菌が存在しており、皮脂は細菌の餌になります。細菌が皮脂を食べて分解すると臭いが発生しやすくなるのです。

臭いの元となる男性ホルモンは、男性だけでなく女性にも存在しています。生理前に女性ホルモンの分泌量が減ると、相対的に男性ホルモンの分泌量が多くなり、それが原因で体臭がキツくなってしまうことがあるのです。女性ホルモンの1つであるエストロゲンは汗腺の働きを抑制して汗を抑えるという働きがあります。エストロゲンは生理の1週間後にピークを迎え、生理前には分泌量が少なくなります。汗には細菌の餌が含まれており、餌となる汗が多くなることで臭いがキツくなってしまうこともあるでしょう。

また、エストロゲンの量が減少するとストレスを感じやすくなります。DHTはストレスによって活性化しやすくなるため、ストレスを感じやすくなることも臭いをキツくする原因になってしまうでしょう

知ってしまえば恐くない!月経前症候群の体臭対策

月経前症候群の体臭対策をしたいと考えている人も多いでしょう。生理前に女性ホルモンのバランスが増えてしまうのは生理的なものですし、予防することはできません。そのため気になる体臭を防ぐためには男性ホルモンの活性化を防ぐことが大切です。体臭の原因となるDHTはストレスによって活性化することが分かっています。仕事をしている女性はストレスを抱えやすいため、DHTが活性化しやすいと言われています。

現代社会においてストレスを全く感じずに生活することは難しいため、できるだけストレスを溜めずに生活を送るようにすることがポイントです。もともと女性は男性よりもストレスの感受性が高いと言われおり、生理前になるとさらにストレスを感じやすくなるため、上手く発散する方法を見つけておいた方が良いでしょう

ストレスの発散方法はいろいろありますが、生理前にはぬるめの湯船に浸かるなどの方法がおすすめです。ぬるめの湯船に浸かることで体がリラックスしますし、余分な皮脂を流しやすくなるので、月経前症候群の体臭対策におすすめの方法と言えるでしょう。どんなに身なりに気を使っても体が悪臭を放っていたら台無しですし、きちんと体臭対策を行うことが大切です。